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女性の力が今後の不動産業界を変える

 東急リバブル株式会社 人材開発部長 能力開発課長 ダイバーシティ推進課長  野中絵理子さん

全国で総合不動産流通業を行う東急リバブル株式会社は、個人の不動産に限らず、法人向けの不動産仲介やリノベーション事業など、多岐にわたった不動産流通ビジネスを展開しています。不動産流通業界で初めて女性管理職目標を数値化した「ポジティブアクション宣言」を行い、女性の価値観や能力を最大限発揮できる機会を提供することで、新たなイノベーションを生み出すためにダイバーシティ推進を行っています。

女性活躍に対する想いを、人材開発部長の野中絵理子さんにお聞きしました。

女性の力を活用し、その人にとっての価値を提供できる不動産流通業へ

ー事業の概要と、どんな価値を提供していきたいのかという想いをお聞かせください

不動産流通業というのはここ数年で大きく成長してきています。以前は電話での物件紹介や、店頭に行かなければ情報が得られないという時代から、誰もが瞬時にインターネットでどこの情報も取得できるという時代に変わったことから、私たちの仕事の仕方も大きく変わっていきました。

ただ情報を提供するのではなく、お客様の「自分はどうやって暮らしたいのか」という問いにしっかりと向き合い答えを探していく仕事は、女性ならではの視点や考えがより求められていると考えています。今まで男性が中心だった業界に、女性の引き出す力を取り入れることで、多様化したお客様のニーズに対応し、お客様も気付いてない想いを見出し、新たな価値をプラスして先んじて提案できるような業態に変わっていきたいと考えています。

女性が活躍できない原因を企業が解決する

ーダイバーシティの経緯と、現在の状況を教えて下さい

2012年にポジティブアクション宣言をし、翌年の2013年にダイバーシティを専任部門として立ち上げました。「進化してないということは停滞だ」という現会長の強い発信が、市場の変化に対応し、その変化の先を見据えて革新的に変わり続ける会社へと全社が動き始めたのです。それが「不動産流通という男性社会で、男性だけでなく、みんなが活躍できるように変えていかないとだめだ」というダイバーシティの取組みの始まりです。

最初に「なでしこアクティブ委員会」と名づけて、女性陣と管理職が意見を出し合い、提言するという委員会を作りました。委員会では「育児をしても辞めずに活躍できる体制がほしい」という意見が多かったため、休日保育事業所を社内に持つなど、育児と仕事との両立における問題をなくすことで女性が活躍できる環境作りをしていきました。
その後も、女性の活躍を阻む問題を考え、女性のメンター制度や管理職研修など様々に他社がやってないことを先駆けて実践したことで、2015年9月に均等・両立推進企業表彰で「東京労働局長優良賞」を受賞することができたのです。

また、全社員のダイバーシティの意識調査から、男女にかかわらず「働き方」を柔軟にする必要があると考え、2016年4月からテレワーク制度を導入し、時間効率を高める働き方の一歩として時差出勤を開始しました。

働き続けることで自らの仕事に価値を見出す

働く女性たちにエールをお願いします

特に女性に伝えたいのは、「今自分のやっている目の前のことに価値を見つけて、自分にとって意味のある進化となるまでそれをやり続ける」ということです。どんな仕事でもどの会社でも、自分がどんな価値を生み出せるのかが重要で、その前のところで悩んだり考えたりするよりも、辞めないで価値が出るまでやり続けることが大切だと思うのです。

「一生同じ会社で働きましょう」とは言いませんが、働き続けるからこそ自分に得られるものが絶対にあります。どこを選ぶのではなく、選んだところで何ができるのかを問い続けることと、辞めないでしっかり努力し続けることが重要ではないでしょうか。

長時間労働ということではなく、大変な仕事、きつい仕事、背負えるのかなと思う重い仕事をやり遂げた時の喜びは、自分自身しか味わえません。多くの女性の皆さんに、それを体験させてあげたいし、体験して欲しいと思っています。