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一流の商品とサービスを世界へ

 住友重機械工業株式会社 常務執行役員 人事本部長  森田裕生さん

各種産業機械や環境施設、船舶など多様な製品群を提供し、さまざまな産業分野の発展に貢献している総合機械メーカーである住友重機械工業株式会社。半導体・液晶、医療、インフラ、物流、エネルギーなど幅広い業界へ『一流商品』を武器に積極的に事業を展開しています。

そんな住友重機械工業株式会社でのダイバーシティ推進活動や、その背景にある思いについて、人事本部長の森田さんにお伺いしました。

重工の枠にとらわれない事業を展開

ー御社の事業内容を教えてください

当社は一般的には重工メーカーと呼ばれていますが、減速機やプラスチック射出成形機など標準量産系の機械やコンポーネントのウェイトが高い会社です。近年は医療機器の分野にもかなり強みを持っているので、重工メーカーと言いながら、非常にユニークなポジションの会社です。

ダイバーシティ推進で、社員が働きがいを感じる組織へ

ー御社のダイバーシティ推進活動について教えてください

当社グループは「一流の商品とサービスを世界に提供し続ける」ということを企業使命としています。これには、多様な人材がそれぞれの個性を生かしながら活躍できる組織の土壌が不可欠です。このような組織になるために、ダイバーシティ推進を経営課題として取り組む必要があるというトップの強い意志により、この取り組みがスタートしました。

ダイバーシティには性別だけでなく、人種・年齢などさまざまな要素がありますが、当社はまず女性の活躍というところから取り組んでいます。2016年度にダイバーシティ推進グループを人事本部内に立ち上げ、まずは社員の意識改革をしていこうと、社内報等を活用した情報提供や、1年間で経営層を含め、のべ2500名の社員に研修やワークショップに参加してもらうなど積極的に活動を進めてきました。

2017年度から、3年間の中期経営計画がスタートしましたが、人事の中核課題としてダイバーシティ推進を据え、しっかり推進していくということを経営にもコミットしています。

ー今後のダイバーシティ推進はどのような軸で行っていくのですか

「働きやすさ」と「働きがい」という2つの軸で考えています。

「働きやすさ」については、職場環境の整備や働く時間・場所のフレキシビリティを上げていくいわゆるワークスタイル変革が中心になります。「働きがい」については、働く環境を整えていくことで女性の活躍の場を広げていきたいと思っています。男性が9割を占める会社で、女性のキャリアパスが限られていた部分がありますが、彼女たち自身のキャリアパスに会社が目を向けて対応しながら、女性にももっと挑戦してもらえる環境づくりを進めていきたいと考えています。

働きがいが向上することで、社員自身が新たなキャリアパスを描き、それに応えられる制度や環境を会社が提供することで、職場全体の活性化に繋がっていきます。さまざまな可能性を見つけてもらえる職場環境を創っていきたいですね。

また、マネジメントの仕方についても変えていく必要があります。
昔は「24時間働けますか」というキャッチコピーがあった時代もありますが、今は女性も仕事と家庭の両立が当たり前、男性でも育児や介護に関わっていく時代になっています。また、65歳、70歳、もしかすると80歳まで働く時代になるかもしれません。時間的、身体的な制約がない社員というのは今後いなくなってくるでしょう。

そのような状況になった時にも、社員一人一人が働きがいを持って、それぞれの個性を生かしながら活躍できるような組織を実現していかなければなりません。会社に貢献している実感を得る機会を、日常の仕事の中で提供したり、提供された機会を評価・処遇に結び付けたりという、人材マネジメントの原点に立ち返って整備する必要があると考えています。

ー働く女性へメッセージをお願いします

女性に限らず一人一人がいきいきと活躍できる、働くことができる職場づくりが大切だと思っています。その結果、女性も含めた全ての社員が活躍できる職場になり、職場全体のマネジメント意識が変わっていく。やがて、社内だけでなく、社会へも影響を与えることができる会社になる。そのような企業を目指していきたいと考えています。